リスク診断|武蔵野市・三鷹の予防中心の歯医者 誠涼会
リスク診断 RISK
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RISK リスク診断
甘いものをたくさん食べていて歯磨きも適当なのに虫歯がほとんどない人と、甘いものは全然食べないし、きちんと歯磨きをしているのに虫歯が多い人がいるのは、なぜでしょうか。
じつは虫歯の原因は一つではなく、いくつかの原因が重なり合うことで発生します。患者さんによって虫歯のリスク(かかりやすさ)は大きく異なるため、虫歯を予防するためには、まず患者さんごとにリスクを把握することが重要です。
当院では、さまざまな検査を行なうことで患者さん一人ひとりの虫歯や歯周病のリスクを診断し、適切な治療と予防ケアをご提供します。
また、患者さんにはご自身のリスクについて十分にご理解いただくため、リスク診断の結果をまとめたファイルを作成し、お渡ししています。
虫歯のリスク診断
サリバテスト(唾液検査)、食生活や歯磨きの習慣・フッ素の使用頻度などについてのアンケート、口腔内の診察などを行ない、患者さんの虫歯リスクについて総合的に診断します。
診断結果については、担当の歯科衛生士が患者さんの抱えるリスクと今後の予防プランについて丁寧にご説明します。
歯周病のリスク診断
問診と歯周ポケットの深さを調べる検査を行なったあと、「歯周病リスク評価ソフト」という膨大な疫学データをもとにリスク評価を行なうソフトウェアを用いて、患者さんの歯周病リスクを割りだします。
このリスク診断によって、患者さん一人ひとりのリスクに合った効果的な予防を行なうことが可能になります。
SALIVATEST サリバテスト(唾液検査)
唾液には再石灰化の促進や殺菌などのお口を守るさまざまな働きがありますが、患者さん一人ひとりによって唾液の量や働きの強さは異なります。
サリバテストでは、患者さんの唾液を採取し、唾液の量や性質、お口の中の細菌の数を調べることにより、問診や視診では把握できない虫歯リスクを診断できます。
検査にかかる時間は20分ほどで、痛みなどを感じることもないので、お子さんでも受けられます。
サリバテストの流れ
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STEP
01
いすに座った状態で、味のないガムを5分間噛みます。
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STEP
02
お口に溜まった唾液を専用の計量器に出して唾液の量をはかります。
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STEP
03
専用の試験紙を使用し、唾液の中和力を調べます。
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STEP
04
歯垢から虫歯菌を採取して院内で一週間培養し、菌の数を調べます。
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STEP
05
検査結果と予防プランを患者さんにご説明し、結果をまとめたファイルをお渡しします。
サリバテストでわかること
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虫歯の原因菌の数
虫歯の原因菌の代表的なものにミュータンス菌とラクトバチラス菌があります。ミュータンス菌は粘着性の歯垢を作り出して虫歯を発生させる細菌で、ラクトバチラス菌は糖をもとに強い酸を作り出して虫歯の進行を促進する細菌です。これらの細菌の数が多いほど虫歯リスクは高くなります。
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唾液の分泌量
口内の洗浄作用や殺菌作用などがある唾液の量が少ないと、お口の中が不衛生になって細菌が増えやすくなります。さらに再石灰化も進まなくなるので、虫歯が発生しやすくなります。
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唾液の緩衝能
緩衝能とは飲食によって酸性に傾いた唾液を中性に戻す力のことをいいます。この緩衝能が弱いと、お口の中は酸性の状態が続くことで歯からカルシウムやリン酸イオンが溶け出し、虫歯が発生しやすくなります。
サリバテストの注意事項
- ・検査前1時間以内は、飲食・喫煙・歯磨きを控えてください。
- ・検査前12時間以内は、アルコールが含まれたマウスウォッシュやうがい薬などの使用は控えてください。
- ・検査の直前に運動をすると唾液の分泌が減ってしまうため、できるだけ避けてください。
- ・服用されている薬がある場合は、検査前にスタッフにお知らせください。