【2026年最新】スポーツマウスピース(マウスガード)完全ガイド|義務の競技・効果・費用を歯科医師が解説

Close-up of a man in a black athletic jersey on a field, mouth open as if speaking or shouting.

スポーツ中の接触や転倒で前歯を折ってしまうと、多くの場合、元の自分の歯が完全に戻ることはありません。神経の処置や被せ物など、その後何十年にもわたって治療とつき合っていくことになります。

こうした口のケガの多くは、マウスピース(マウスガード)を正しく装着することでリスクを下げられると考えられています。
実際、ボクシングやラグビー、アメリカンフットボールなど、競技規則で装着が義務づけられているスポーツも少なくありません。

一方で、「自分の競技には本当に必要なのか」「市販品ではだめなのか」「保険は使えるのか」といった疑問から、装着をためらっている方も多くいらっしゃいます。

この記事では、スポーツマウスピースの効果、装着が義務・推奨されている競技の一覧、市販品と歯科で作るものの違い、費用と保険の考え方について分かりやすく解説します。

目次

スポーツマウスピース(マウスガード)とは

スポーツマウスピースとは、スポーツ中の衝撃から歯や口のまわり、顎を守るために装着する保護装置です。

一般的には上の歯列に装着し、弾力のある樹脂素材で衝撃を吸収・分散させます。

「マウスピース」と「マウスガード」は同じもの

呼び方が2通りあるため混乱しやすいのですが、スポーツ用のものについては「マウスピース」と「マウスガード」はほぼ同じ意味で使われています。

  • マウスガード:歯科医療や競技団体の規則書でよく使われる表記
  • マウスピース:選手や保護者の方が日常的に使う表記

競技団体の規則を確認するときは「マウスガード」で探すと見つけやすい、と覚えておくと便利です。

歯ぎしり用・矯正用のマウスピースとは別物です

ここは特に誤解の多いポイントです。歯科医院で扱うマウスピースには、目的の異なる複数の種類があります。

種類目的スポーツ用として使えるか
スポーツ用マウスピース衝撃から歯・顎を守る
歯ぎしり用(ナイトガード)就寝中の食いしばりから歯を守る×
マウスピース矯正の装置(アライナー)歯を動かす×

歯ぎしり用のナイトガードは、スポーツ用と比べて厚みが薄く、外部からの強い衝撃を吸収する設計にはなっていません。

マウスピース矯正の装置(アライナー)も、歯を動かすことを目的とした薄い装置であり、やはり衝撃を吸収・分散する構造にはなっていません。破損や変形につながるほか、矯正治療そのものに影響が出る可能性もあります。

「持っているから代わりに使う」は避けてください。目的が違えば、必要な厚み・素材・形状も変わります。

スポーツマウスピースに期待できる4つの効果

①歯の破折・脱臼を防ぐ

もっとも代表的な役割です。前歯に直接的な衝撃が加わったとき、マウスピースが緩衝材となって力を分散させ、歯が折れたり抜け落ちたりするリスクを軽減します。

前歯を失った場合、被せ物、ブリッジ、入れ歯、インプラントなどの治療が必要になり、その後も長期的な管理や再治療が必要になることがあります。予防にかけるコストと、失った後にかかる治療費・時間を比べたとき、その差は決して小さくありません。

②唇・舌・頬の裂傷を防ぐ

歯そのものが無事でも、衝撃で唇の内側が歯に押しつけられて切れる、舌を強く噛んでしまう、といったケガは頻繁に起こります。

マウスピースは歯の鋭い縁を覆うため、こうした軟組織の損傷を減らす効果が期待できます。矯正装置(ワイヤー)を装着している方は、装置が唇の内側に当たって切れやすいため、特に有効です。

③顎や顎関節に加わる衝撃をやわらげる

下顎に強い力が加わったとき、上下の歯が激しくぶつかることで衝撃が顎の骨や関節に伝わります。マウスピースが間に入ることで、この突き上げをやわらげ、顎や顎関節周辺の損傷を軽減する可能性があると考えられています。

④脳震盪への影響は、現在も研究が続けられている段階です

「マウスピースは脳震盪を防ぐ」と紹介されることがありますが、この点については注意が必要です。

歯の破折や口の中の裂傷を減らす効果については広く支持されています。一方で脳震盪については、装着していない選手のほうがリスクが高かったとする研究がある一方、明確な結論には至っていません。

下顎への打撃が脳へ伝わる衝撃を緩和するという考え方自体は理にかなっていますが、因果関係が確立しているとまでは言えないのが現状です。

そのため、マウスピースを脳震盪の予防装置として過信することは避けてください。ヘルメットなどの保護具、正しい競技技術、ルールの順守、そして疑わしい場合に速やかにプレーを止める対応と組み合わせてこそ意味があります。

パフォーマンスへの影響について

「マウスピースを着けると力が出る」と言われることがあります。噛み合わせが安定することで踏ん張りが利きやすくなるという声は現場で多く聞かれますが、競技成績への影響には個人差があり、科学的に一律の結論が出ているわけではありません。

まずは「ケガから守る装置」として捉えるのが適切です。

マウスピースが必要な競技一覧【義務・推奨・許可】

競技によって、マウスピースの扱いは「義務」「推奨」「許可(任意)」「規定なし」に分かれます。以下は日本スポーツ歯科医学会がまとめた資料(2026年8月現在)をもとにした整理です。

装着が義務づけられている主な競技

競技対象主な条件
ボクシング義務口腔内の出血を判別するため赤系以外の色。歯科医院での作製が望ましいとされる
キックボクシング義務(国内・国際)国内ではストラップ付きは不可
総合格闘技(MMA)義務(国内・国際)歯にしっかり適合したものであること
テコンドー義務(国内・国際試合)透明・白のみ。厚さ3mm以上。少なくとも第一大臼歯まで覆う
空手(組手)一部団体で義務全日本空手道連盟・国際空手道連盟は透明のみ
ラグビーU-19(高校生相当)・U-15(中学生相当)で義務赤色は出血と混同するため禁止。白・乳白色・透明・黒・濃紺など
アメリカンフットボール義務(国内・国際)見た目にわかりやすい色(白・透明は禁止)。上顎の歯すべてを覆う
ラクロス義務(男女とも)白・透明は禁止。男子は歯科医師または歯科技工士が調整したものに限る
ホッケー原則義務(カテゴリーにより推奨・強く推奨)2022年度より完全実施。ゴールキーパーは推奨、スポーツ少年団・マスターズ大会は強く推奨、中高生は大会等により義務の場合がある
インラインホッケー義務国際アイスホッケー連盟は18歳以下、World Skateはバイザー装着者が対象。統一ルールはない
アイスホッケーU-20男子は条件付きで義務、成人女子は推奨顔面全体の保護具を着けていない場合は装着が必要。白・肌色・透明以外

【アイスホッケーについての注記】
上記の内容が根拠としている資料は、2021-2022年度の公式国際競技規則を参照しています。年齢区分やフェイスガードの種類によって条件が変わる競技でもあるため、大会に出場される場合は必ず所属連盟の最新規則をご確認ください。

推奨されている競技

  • ラグビー(小学生/U-12):国内では推奨。World Rugbyはオーダーメイドの使用を強く推奨
  • モータースポーツ・バイク競技:カスタムメイドの装着が推奨。誤飲防止のため、常に噛んでいないと固定されないタイプは使用禁止

使用が「許可」されている競技(任意)

義務ではないものの、着けたい人は着けてよい、という位置づけです。ただし色などの条件があります。

競技条件
バスケットボール透明のみ
高校野球透明・白に限る
柔道透明・白に限る。畳に上がる前に審判員への申告が必要
ハンドボール透明かつ単色のもの。不透明・複数色は不可
サッカー明確な記載はないが、危険な装備でなければ使用可

明確な規定がない競技

ウエイトリフティング、レスリング、バレーボール、ソフトボール、スキー(モーグル)などは、現時点で明確な規定が設けられていません。規定がない=不要という意味ではなく、競技特性に応じて各自の判断となります。

競技ごとに違う「色の規定」に注意

意外と見落とされがちなのが色の規定です。

  • 赤系が禁止:ボクシング、ラグビーなど。口の中の出血と見分けがつかなくなるため
  • 逆に白・透明が禁止:アメリカンフットボール、ラクロスなど。装着しているかを外から確認するため
  • 透明・白のみ:テコンドー、空手、高校野球、バスケットボール、柔道など

市販品を購入したものの色の規定に合わず使えなかった、というケースは実際に起こります。購入・作製の前に、必ず所属団体の規則を確認してください。

※上記は2026年7月時点の情報です。競技規則は改訂されることがあります。実際に大会等で使用される際は、必ず所属チーム・競技団体の最新の規則をご確認ください。(参考:日本スポーツ歯科医学会「スポーツ競技とマウスガード」ほか、各競技団体の競技規則)

競技別・マウスピース選びのポイント

ラグビー

中学生・高校生の年代では装着が義務です。色は赤色が禁止されており、白・乳白色・透明・黒・濃紺などが認められています。

近年注目されているのが、加速度センサーを内蔵したマウスガードです。World Rugbyからの通達により、国内プロリーグ(League One)のディビジョン1・2では、2024年12月からのレギュラーシーズンおよびポストシーズンで、センサー内蔵マウスガードの装着が指示されています(ディビジョン2・3間の入替戦は対象外)。

これは脳震盪を直接防ぐための装置ではありません。一定以上の頭部加速度を検知し、頭部外傷の評価につなげるための仕組みです。基準を超える衝撃が記録された選手を一度ピッチから下げ、メディカルチェックを行う運用に使われています。

野球

高校野球では「許可」の扱いで、透明・白に限って使用が認められています。

義務ではありませんが、デッドボール、送球や打球が顔面に当たる、守備中の選手同士の接触、スライディング時の転倒など、口元を負傷する場面は決して少なくありません。競技環境や過去の外傷歴に応じて、装着を検討する価値があります。

なお、打撃時や投球時に強く噛みしめる場面が多い競技でもあります。噛み合わせの安定を目的に装着する選手もいますが、この点についての効果には個人差があります。

サッカー

FIFAの規則にマウスガードそのものへの明確な記載はありませんが、危険な装備でなければ使用可能とされています。

義務ではないものの、ヘディングの競り合いでの頭部同士の接触、キーパーとフィールドプレーヤーの衝突、転倒による顔面からの着地など、口元への衝撃が起こる場面は少なくありません。とくに接触プレーの加減がまだ身についていないジュニア世代では、こうした事故によって前歯を負傷する可能性があります。

格闘技(ボクシング・キックボクシング・空手・テコンドー・MMA)

いずれも装着が義務、または一部団体で義務とされています。特にテコンドーは厚さ3mm以上、第一大臼歯まで覆うことなど条件が細かく、市販品では規定を満たせない場合があります。

ボクシングでは、他人のマウスピースを借りて使用することが禁じられているほか、適合の悪いマウスピースは口の中を刺激して嘔気を引き起こしたり、口腔内を傷つけたりする可能性があると規則の中で明記されています。

バスケットボール・ラクロス・アメリカンフットボール

バスケットボールは透明のみの「許可」ですが、リバウンド争いなどで肘が口元に入る事故が多い競技です。

ラクロスとアメリカンフットボールは義務で、いずれも白・透明が禁止。ラクロス男子については、歯科医師または歯科技工士が調整したものに限る、と定められています。

市販品と歯科のカスタムメイド、何が違う?

スポーツ用品店やインターネット通販でも、マウスピースは購入できます。ただし、歯科医院で作るものとは構造も適合精度も異なります。

市販品の種類

  • ストックタイプ:そのまま口に入れて使うタイプ。もっとも安価だが、口に合わないことが多い
  • マウスフォームドタイプ:お湯で軟らかくして自分で噛んで形をつける、いわゆる「煮沸成形タイプ」。ストックタイプよりは適合するが、精度には限界がある

カスタムメイドとの違い

比較項目市販品カスタムメイド(歯科)
適合精度既製またはご自身での成形歯型を採って個別に製作
外れにくさ・使用感ずれやすく、噛み続けていないと固定されないものもある適切に調整されていれば保持しやすく、会話や呼吸への影響を抑えやすい
厚み・被覆範囲一律競技や歯並びに応じて調整可能
競技規定への対応色や厚みの条件を満たせない場合がある規定に合わせて製作できる
噛み合わせの調整できない歯科医師が確認・調整
むし歯や歯並びのチェックなし製作前に口の中を確認できる

「えづいてしまう」「息苦しい」の多くは適合の問題

マウスピースを嫌がる選手の理由として多いのが、嘔吐反射(えづき)と息苦しさです。

これらは、サイズが合っていない、後方に伸びすぎている、厚みが不適切といった適合の問題が原因であることが少なくありません。「合わないから着けない」の前に、適合を見直す価値があります。

適合の悪いマウスピースは、かえって危険な場合がある

外れやすいマウスピースは、いざ衝撃を受けた瞬間に本来の位置を保てず、十分な保護効果を発揮できない可能性があります。競技中の脱落や、誤って飲み込んでしまうリスクも指摘されています。

実際、バイク競技では誤飲防止の観点から、常に噛み合わせていないと固定されないタイプの使用が禁止されています。「着けている」ことと「守れている」ことは同じではないという点は、ぜひ知っておいてください。

費用と保険適用の考え方

スポーツマウスピースは原則として自費診療です

スポーツ時の外傷予防を目的として製作するマウスピースは、原則として健康保険の適用外(自費診療)となります。

理由は、健康保険が原則として「病気やケガの治療」に対して適用されるものだからです。スポーツマウスピースは、これから起こるかもしれない外傷を予防するための装置であり、治療行為には該当しません。そのため全額自己負担となります。

歯ぎしり用マウスピースとの違い

「マウスピースは保険が使えると聞いた」という方がいらっしゃいますが、それは歯ぎしり・食いしばりの治療や顎関節症の治療を目的としたマウスピース(ナイトガード)のことです。

診断に基づく治療目的であるため、条件を満たせば保険が適用されます。スポーツ用とは目的も構造も異なるため、混同しないようご注意ください。

費用の目安

自費診療のため、料金は歯科医院ごとに設定が異なります。歯科医院で作るカスタムメイドの場合、一般的には5,000円〜50,000円程度と幅があります。

種類費用の目安
市販のストックタイプ1,000〜2,000円程度
市販のマウスフォームドタイプ(煮沸成形)2,000〜5,000円程度
歯科医院のカスタムメイド(単層・単色)5,000〜15,000円程度
歯科医院のカスタムメイド(多層構造・競技別設計・カラー指定など)20,000〜50,000円程度

同じカスタムメイドでも価格に差が出る理由

  • 素材の層の数と厚み(1層のシングルタイプか、複数層を重ねたラミネートタイプか)
  • 競技に合わせた設計の有無(被覆範囲、厚みの配分、競技規定への対応)
  • 色やデザインの指定(単色か、複数色の組み合わせか)
  • 院内で製作するか、外部の歯科技工所に依頼するか

また、医院によっては型取り料、色やデザインの追加オプション、試合前の特急仕上げなどが別料金となる場合があります。製作前にむし歯や歯周病の治療が必要になった場合、その分は保険診療の費用が別途かかります。

※上記は一般的な目安であり、特定の歯科医院の料金を示すものではありません。実際の費用は各医院にご確認ください。

費用を比較するときのチェックポイント

金額だけで比べると判断を誤ることがあります。次の点も含めて確認することをおすすめします。

  • 調整・作り直しの費用が含まれているか
  • 製作前にむし歯の治療が必要かどうか
  • 買い替えの頻度(成長期のお子さんは作り替えが前提です)
  • 所属競技団体の規定に対応できるか

市販品は1つあたりの価格は抑えられますが、適合が悪く使わなくなってしまえば結果的に無駄になります。長期的な視点でご検討ください。

医療費控除の対象になりますか

医療費控除の対象は、原則として診療や治療のための支出とされており、疾病の予防や健康増進を目的とする費用は対象外とされています。スポーツ時の外傷予防を目的とするマウスピースは、一般的には対象にならないと考えられます。

個別の事情によって判断が異なる可能性がありますので、詳しくはお住まいの地域の税務署または税理士にご確認ください。

歯科医院での作り方と通院回数

歯科医院で作るカスタムメイドのスポーツマウスガードは、一般的に2回程度の通院で完成します。

①カウンセリング・口腔内チェック・型取り

まず、競技内容や大会規定、矯正装置の有無などを確認します。続いて、むし歯や歯周病、詰め物・被せ物の状態をチェックします。治療が必要な場合は、先に治療を行ってから型取りをすることがあります。

問題がなければ専用の材料で歯型を採ります。カウンセリングから型取りまでの時間は、30分前後が目安です。

②完成・装着・調整

完成したマウスガードを装着し、外れにくさ、痛み、噛み合わせ、会話や呼吸への影響を確認します。

必要に応じて、縁や厚み、噛み合わせを調整します。所要時間は20〜30分程度が一般的です。

完成までの期間

型取りから完成までは、一般的に1〜2週間程度です。大会や試合で使用する場合は、装着に慣れる期間も考え、2〜3週間前までの相談をおすすめします。

通院回数や完成時期は、お口の状態や製作方法によって異なります。

お手入れと交換時期

使用後はすぐに水で洗う

練習や試合の後は、流水でよく洗い流してください。特にスポーツドリンクを飲んだ後は糖分が残りやすく、そのまま放置するとにおいや細菌の繁殖につながります。

熱湯・研磨剤は使わない

マウスピースの素材は熱に弱く、熱湯や熱いお湯につけると変形して使えなくなります。食洗機や煮沸消毒も同様の理由で避けてください。

また、研磨剤の入った歯みがき粉でこすると表面に細かい傷がつき、汚れや細菌が付着しやすくなります。汚れが気になる場合は、マウスピース専用の洗浄剤をご使用ください。洗浄方法は素材によって異なる場合があるため、迷ったときは製作した歯科医院にご確認ください。

保管方法

洗浄後はしっかり乾かし、通気性のある専用ケースに入れて保管します。直射日光の当たる場所や、夏場の車内など高温になる場所は変形の原因になるため避けてください。

交換の目安

  • 噛み跡が深くなり、厚みが薄くなってきた
  • 装着時にゆるさを感じる、外れやすくなった
  • 割れ・欠け・変色がある

こうしたサインが出たら作り替えの時期です。使用頻度にもよりますが、目安として1年程度で見直すことをおすすめします。

成長期のお子さんは、歯の生え替わりや顎の成長に伴って合わなくなるため、より短い間隔での作り替えが前提になります。定期検診の際に、あわせて確認させていただきます。

よくある質問

FAQ section in Japanese よくある質問 with three tooth-shaped icons labeled Q, &, A on a gray background

装着したまま話せますか?息苦しくないですか?

カスタムメイドのものであれば、装着したままの会話は可能です。最初は発音しづらく感じることがありますが、練習時から使用して徐々に慣らすことが大切です。息苦しさを感じる場合は、厚みや後方の長さが合っていない可能性がありますので、調整をご相談ください。

費用はどれくらいかかりますか?

スポーツ用のマウスピースは自費診療のため、料金は歯科医院ごとに異なります。歯科医院で作るカスタムメイドの一般的な目安は5,000円〜50,000円程度です。素材の層の数、競技に合わせた設計、色の指定などによって差が出ます。型取り料や特急仕上げが別料金になる場合もあるため、事前にご確認ください。

矯正治療中でも作れますか?

作れます。ワイヤー矯正中は、衝撃によって装置が唇や頬の内側に当たり、口の中を傷つける可能性があるため、装着を検討する価値があります。ただし歯の移動を妨げない設計や、定期的な適合確認が必要です。矯正治療を受けている歯科医院とも連携しながら製作します。

マウスピース矯正の装置をスポーツ用として使えますか?

使えません。マウスピース矯正の装置(アライナー)は歯を動かすための薄い装置で、スポーツ時の衝撃を吸収・分散する目的では設計されていません。破損や変形につながるほか、矯正治療そのものに影響が出る可能性もあります。必ず別に作製してください。

子どもは何歳から作れますか?

歯型を採ることができれば、小学生のお子さんでも製作可能です。ただし乳歯と永久歯が混在する時期は歯並びが変化しやすいため、定期的な作り替えが必要になります。

上下の歯、両方に必要ですか?

一般的には上顎のみで十分とされています。ただし競技規定や、下顎に矯正装置を装着している場合など、条件によって下顎用が必要になるケースもあります。

練習でも着けたほうがいいですか?

はい。ケガは試合中だけでなく練習中にも起こります。また、日常的に装着することで慣れが早く、本番での違和感も少なくなります。

まとめ|三鷹でスポーツマウスガードをお探しの方へ

スポーツマウスピース(マウスガード)は、競技によっては規則で装着が義務づけられている保護装置です。歯の破折や口の中の裂傷を防ぐ効果が期待でき、失ってからでは取り戻せない歯を守る手段になります。

市販品も購入できますが、色や厚みの規定を満たせない場合があること、適合が悪いと十分な保護効果を発揮できないことには注意が必要です。

三鷹レミントン歯科では、競技や口の中の状態に合わせたカスタムメイドのスポーツマウスガードを製作しています。

SPORT JSPO Official License logo with a red circle used as the O and Japanese text beneath stating 'Japan Sport Association Certified Sports Dentist'
  • 所属競技団体の規定(色・厚み・被覆範囲)に合わせた設計に対応します
  • 製作前に口の中を確認し、必要に応じて治療のご提案もいたします
  • 矯正装置を装着中の方のご相談も承ります
  • 成長期のお子さんの作り替えについても、定期検診とあわせてご案内します

費用や製作期間については、競技内容やお口の状態によって異なりますので、まずはカウンセリングにてご相談ください。大会や新シーズンの前は混み合うこともあるため、余裕をもったスケジュールでのご来院をおすすめします。

※本記事に記載の競技規定は2026年7月時点の情報です。規則は改訂される場合がありますので、実際のご使用にあたっては必ず所属団体の最新の規則をご確認ください。効果の感じ方には個人差があります。

三鷹駅周辺で歯の症状にお困りの方へ。

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