Q&A シリーズ
よくある質問をシリーズ化して載せていこうと思います。
今回は予防歯科でよくある質問!
Q メンテナンスに通院していても虫歯になることがありますか?
(メンテナンスに通院していれば虫歯になりませんか?)
A メンテナンスに通院していても虫歯になることはあります。
⇒詳しくは
虫歯になる可能性(リスク)は一人一人違います。必要な処置を終えた後、虫歯~歯周病の発症を抑えるためには継続してリスクを減らし続けることが必要です。何よりも大切なことは患者さん本人の日々の努力の継続です。どのようにすれば虫歯、歯周病を防げるのか?その方法を歯科衛生士と共に身に着けて頂くことによって始めて発症を防ぐことが出来ます。メンテナンスでは皆さんの日々の努力が実を結ぶようにサポートをいたします。
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メンテナンスに通院していても 日々のセルフコントロールが上手くいっていないと発症してしまうことがあります。 平均的なメンテナンスは3ヶ月に1回、30〜60分に限られ、それ以外の時間(平均89日と23時間)は患者さん自身の管理の仕方に(コントロール)大きく左右されます。
(極論を言えば毎日 就寝前に 歯科衛生士が丁寧にお口のお掃除をし続ければ、新たな虫歯、歯周病の発症は90%程度防げますが現実的ではありません。)
防ぎきれないのは 既に進行している歯周病(原因の除去が困難)そして過去に治療された詰め物、被せ物の中で進行しているむし歯(根の治療後も含む)がある場合、また強いかみ合わせによって歯が割れてしまうことによる発症です。
我々歯科医師、歯科衛生士が目で見ても分からず、更にレントゲンでも写りきらないことがあります。
* 詰め物の中で進行中かどうかを確実に見極めるには削って外してみるしかありません。 通常の診療において 痛みや噛めないと言った症状がなく、レントゲンでも細かく分からない場合には 現状維持としています。
治療終了後のメンテナンスでは新たな虫歯~歯周病の発症を予防するとともに、急を要しない過去の治療の状態の維持を最大の目的としつつ、進行が疑われる時点で治療処置をお勧めして行きます。
定期的なレントゲン撮影で 撮影角度が変わるだけでも詰め物の中で虫歯に進行変化が見つかる場合もあります。
日々の健康と幸せはお口の状態と密接に関わっています。
メンテナンスはお口の状態をより良い状態に導く為に、貴方のお口の状態を把握し、整える処置~アドバイスを受けることができる大切な時間です。
結論と答え
1.メンテナンスをしていれば新たな虫歯、歯周病にはなりにくい。
2.メンテナンスをしていても分かりにくい古い治療の内部の進行は止められない場合がある
3.正しいセルフコントロール 自己管理の方法を維持していくことが大切。
4.最も大切な事はシュガーコントロールを初めとする食生活習慣の改善(コントロール)